「インドな日々」
 朝日ソノラマ社1〜3発売中 「3」は
好評発売中です

インド放浪エッセイ・マンガ
かの荒俣宏氏が「10年同じ事続けてると、それでメシが
食えるようになる。」と、いうような事をおっしゃってた
そうですが、まさにその通りだなっ!!と実感して
おります。でも10数年遡って「取材の為の経費です!」
と税務署に言えないのがつまらないです。
(「ほんとうにあった笑っちゃう話」ソノラマ社連載中)
これって、やっぱりオビの大槻ケンジ氏の推薦文のおかげで
売れたんだろうな・・・。



「インド夫婦茶碗」
 ぶんか社1〜6発売中 「6」は
好評発売中です。

「本当にあった笑える話」連載中の「インド夫婦茶碗」と
「最高の主婦たち」連載中の「踊るマハラニ」が
カップリングしている単行本。
かたや夫婦、かたや子育ての、ただ「本当に家庭であった」話を
ダラダラ描かせて頂いている。我が家庭はまだ出来てから
10年経っていないので、10年経つともっとメシの種が
できてるんじゃないかと楽しみです♪



「流水さんちのペット事情家族事情」
 学研 好評発売中!

えー、ただウチで飼ってるペット共はカワイイ、と
それだけ叫び続けていたマンガの単行本化です。
「家族事情」なんて書いてあるけど、流水家族が
出てくるのは全体の15%ぐらい。
そして表紙、裏表紙には「インド」の文字が
五回も出てくるんだけど、インドの事なんて
全然出て来ません。まぁ、販売戦略なんでしょう。
あとは7〜8年前に描いたスノークの話ばっかり。
(絵がね・・・今見るとコワイんだな・・・)
鳥も30年飼い続けているとメシのタネになる。
このまま鳥もカメもずーーーっとメシのタネに
なり続けて欲しいなーと心から願う私です。



「恐怖体験」
 あおば出版  好評発売中!

これも7〜8年前に描いた実録恐怖体験マンガの
単行本化です。(絵が違う意味でやはりコワイ)
・・・最近、家族ネタのエッセーばっかり描いている
私なので、本当はたまにホラーなんかも描きたいんだよね。
ま、どうも私は入れ込んで描くタイプなのか、こーゆーの
描くとイヤな体験もするんだけど。(半分は気のせいだね)
・・・聞いてますか、編集さん。あのね、描きたいのよ、
ホラー。電話お待ちしてます。あ、ネタは今のところ
ないんですけどね。よろしくお願いしますって。



「輪廻男」
 朝日ソノラマ社1〜2絶賛絶版中

この作品の素晴らしい所は、ひとえにキャラクター達の
名前の字画だと思います。本当に素晴らしい!
もしこんな字画の人達が身近にいたらワタシは
付き合いたくありません♪
こんな神をも畏れぬ作品を描いたせいか、私は工事現場で
左目を鉄骨に強打した上、連載雑誌だった「ハロウィン」まで
休刊するという神罰当たりまくりでした。
単行本未収録2本有り。



「輪廻男」台湾版

他にも台湾などで発売された本はあるのですが、
この「輪廻男」の表紙は特別好きです。
・・・霊少女・・・ふふふふふっ。



「斬る!!」('95/3/1)
 角川書店 発売絶版

ずっと溜まってたストレスを解消したというか・・・
自分の為だけに描いとったんじゃないのか!?
・・・でもある女性編集者がポツリと
「このお殿様って本当はものすごくイイ男ですよね・・・」
と言ってくれたので自己満足は完成しました。
単行本未収録2本有り。



「羅巳阿の壷」('94/11/25)
 秋田書店 発売絶版

この頃は何を描いてもダメでねー、
けっこうワタシはハートフルなホラーを描きたかったのだけど
単行本化どころか、連載中止ばっかりで・・・で、
ウケを狙ってグロい短編を一本描いたら、それが良かったらしく
単行本出してもらえました。だから、この本の内容はグロ一本と
ハートフル連載三本立てです。
(でもハートフルって何?考えてみたら全然ハートフルじゃないよ、これ!)

おまけ。ちょうど発行の時期が重なり、
これと「斬る!!」の2冊はワタシの(日本での)
結婚式の引き出物となったのだった。いらんわ!!!



「翠月楼ドリームス」('93/11/1)
 角川書店 発売絶版

初めてワタシのレディースが単行本化された記念すべき作品。
遊郭モノです。なんだか神でも降りてきたように(笑)
ネームが出来て、出来て・・・50ページのネームを一日半で
毎回仕上げてました。あんまりノリすぎて遊女のオバケまで出ました。
怖かったっす。でもやっぱり連載雑誌が途中休刊したせいで
未完に終わりましたが、ラストまで話が出来ていたんで悔しかったなー。



「椰」
 大陸書房(なんまいだ)1〜8 絶版

描いてた当時は結構ヒーヒー言ってましたが、
とにかくこの作品のおかげで私は毎年インドへ行く金を
作る事ができたのだ、と思うと感無量ですな。
何度か単行本化もされたし、
椰ちゃん(なぎ、と読むのよ!)はホントに親孝行だわ〜〜〜!!!




「失われた旋律」('90/10/13)
 講談社 発売絶版
「千の砂」('90/12/13)
 講談社 発売絶版

まあ、初期に描いた短編が単行本化されて良かった、
良かったってヤツでして・・・全部シリアス一辺倒です。
あ、「千〜」に収録されてる「卒塔婆小町」って作品、
クライマックスでページの順番が逆に印刷されてたので悲しかったー。
ま、チェックの時私がインド行っちゃってたのも悪いんですが(笑)
「再版の時直します!!」と編集は言ったが再販されなかったんだな、
これが。



「魍魎伝説」('86/7/20)
 谷恒生原作 廣済堂 発売絶版

もうこれ載せないでもいいかなーと思ってたんですが
去年(’03)原作者の谷恒生先生が亡くなってしまったので
敬意を表して・・・谷先生はちっこい体型でしたがガッツのある人で
小説「喜望峰」で直木賞候補にもなった人でした。
故松田優作とケンカした事を自慢してました。
インドにも何度も行った事があって
「カルカッタ大真珠(パラゴン)ホテル」というエッセーも
出してらっしゃいました。
まさか、そのパラゴンが数年後私のカルカッタでの常宿になるとは、
その頃は思いもせなんだ。谷先生・・・なんかいい人だった。合掌。
この「魍魎〜」絶版になって何年かして佐渡に取材に行った時
佐渡港のボロい喫茶店に置いてあるのを発見して飛び上がってしまったな。



「ハーレクイン・コミック」
 宙出版

不定期ですが三冊ほど出してます。
これって、版権とかの問題であまりHPなどでも宣伝しちゃ
いけないんですって。
(もちろん読者個人の場合は問題ないんだけど)
なぜか砂漠モノばかり描いてて
「流水さんは砂漠モノが好きなんですか?」と聞かれます。
ハーレクインの中でも砂漠モノは特にハゲシイんだそうで・・・
いや別に・・・単にコスチュームものが好きなだけですって。
それにハーレやってると楽しいのはアシストさんたちが
妙にノリノリで仕事してくれるんですわ。・・・なぜだろう?



たぶん、まだ単行本になっているものはあったと思うけどまぁ、こんなところで。
もう今は静かに絶版になってるものは探さないでやって下さいね。



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